私は現在、1円も無駄にできないほどの金欠です。その要因となったのは、私や主人が過去にしてきた安易な選択でした。
安易な選択その1、私の専門学校進学。
うちは親が働かない人で、昔から貧乏な生活を送ってきました。しかし、私自身高校時代の成績が優秀で、学校の校長先生含む様々な人から進学を進められ、介護福祉士の資格を取得するために県外の専門学校へ行きました。県外へ行った理由は、自宅が荒れ放題で住める状態ではなかったから。しかし、市立の学校は学費、寮費などどれも高額で、奨学金を借りての進学でした。そしてこの奨学金の返済が、就職してからずっと私を苦しめ続けています。
安易な選択その2、彼氏と同棲するために県外へ移住したこと。
私は専門学校時代奨学金を2つ借りており、1つは日本学生支援機構、1つは県の介護福祉士等就学金制度というものでした。この県の奨学金は、県内で5年間介護職員を続ければ返済義務の発生しない奨学金です。しかし、私は高校時代や専門学校前に一括で借りた奨学金などもあり、一人暮らしで仕送りもなく家賃などの生活費と奨学金3つの返済で全く生活に余裕がない状態で、その生活に耐えられなくなりました。当時交際していた彼氏が埼玉県におり、埼玉県なら首都圏だから田舎より給料が高いだろう、家賃も折半だし、県の奨学金を返済することになっても生活に余裕が産まれるだろうと安易に考え、2年で埼玉に移住、転職をしました。しかし、この彼には同棲1ヶ月で振られてしまいます。全てが水の泡になった瞬間でした。
安易な選択その3、マッチングアプリでの婚活、デキ婚
振られた後、寂しさでマッチングアプリを始め、意気投合した男性と半年交際した後妊娠が発覚しました。彼にも彼両親にも色々と援助をして頂き、無事に子供を出産しました。
安易な選択その4、マイホーム購入
当時私が住んでいたアパートに彼と同棲をしていたのですが、そのアパートは彼職場からも彼実家からも遠く、何かと不便であることから、引越しを決意します。家賃を払い続けるのはもったいないという理由から、マイホームを購入したのですが、家を買うことを容易に考えすぎて、家は快適ですが落ち着くまでは賃貸にすればよかったと後悔をしています。
安易な選択その5、旦那の教習所
免許を持っておらず転職がしにくい旦那に、合宿で教習所に行かせたのですが、安いとはいえ20万円。
安易な選択その6、洗濯機購入
話題のオススメ洗濯機を値切ったといえ購入してしまいました。約8万円。
安易な選択その7、結婚式
たまたまキャンペーンに当選し、安くできるという事で結婚式を挙げたのですが、いくら安くなるとはいえそれなりの金額はかかってしまったため、結果貯金が底をつきました。
安易な選択その8、旦那選び
旦那は高卒後1年浪人、大学4年間を遊び倒し、卒業後1年フリーター、いざ務めたパチンコ店は子供が出来て安定した仕事をするために2年も経たずに退職、安定するために選んだ仕事は残業時間が過労死レベルで1年で退職、次に選んだ仕事は上司からのパワハラでパニック障害を発症し6ヶ月で退職と、仕事を転々とし、安定した収入が得られていません。貯金が底を尽きた時に精神科に行きたいと言われた時は頭が真っ白になりました。
以上が、今の金欠を作り出した私たち夫婦の安易な選択たちです。しかし、最初の2つに関しては、それがなければ今の旦那や息子に出会えなかったので、後悔はしていません。旦那は最近ようやく次の仕事に就きました。今度こそ長続きしてくれることを祈ります。